greetings

院長あいさつ

  • HOME
  • 院長あいさつ

院長のごあいさつ

平林 秀裕

平林 秀裕

Hirabayashi Hidehiro

経歴

1958年4月埼玉県生まれ。1983年奈良県立医科大学卒業し、1989年同大学院卒。大学病院および関連施設で脳神経外科医師として臨床経験を積む

1991年に「脳内出血患者における皮質および脳幹誘発電位の臨床研究」で医学博士取得

1996年に「重症動脈瘤性くも膜下出血に対する手術適応―体性感覚誘発電位と脳幹誘発電位による研究―」で日本脳卒中の外科学会鈴木次郎賞を受賞

1996年海外研究員としてUMEÅ大学(スウェーデン)でMarwan・I・Hariz教授の指導下に定位脳手術を学び、 2012 年に“STEREOTACTIC IMAGING IN FUNCTIONAL NEUROSURGER”という論文で Ph.D.を授賞

2009年より奈良県立医科大学脳神経外科准教授

2010年 国立病院機構奈良医療センターに副院長として赴任し、2018年4月に院長に昇進、2024年3月退職

このたび大阪上本町において「上本町ふるえと頭痛 脳神経クリニック」を開設させていただくこととなりました。

私は、ふるえ、パーキンソン病、ジストニア、痛み、てんかん、痙縮などを外科的に治療する定位・機能神経外科のエキスパートとして永年治療に携わり、日本定位・機能神経外科学会の会長や理事長も務めさせていただきました。

クリニック名にある「ふるえ」は、本態性振戦やパーキンソン病など様々な疾患で生じ、「字が書けない」など日常生活に支障をきたす症状です。 命に関わることは少ないので、「どうせ治らないから」と諦めている患者さんも多いのですが、定位脳手術で、再び字が書けるようになる患者さんを数多く経験してきました。ここで痛感したのは、例えば本態性振戦は、手術で完治も期待できるのに、世の中にはあまり知られていないということでした。ふるえの患者さんは、人口の2.5~10%はいるのに、こうした治療の恩恵を受けていない患者さんが多数いる。「ふるえに悩む患者さんお手伝いをしたい。治療を諦めないで欲しい」そんな想いもクリニック開設の動機のひとつです。

パーキンソン病に対する脳深部刺激療法は、歩行も難しくなった患者さんを再び歩けるようにすることもできる強力な外科的治療方法ですが、治療の成否は、術後の刺激調節にかかっています。当クリニックでは国内主要3社の刺激装置を取り揃え、常に調節できるように準備しています。

「てんかん」も身体がふるえる病気で、その治療には専門的な知識・経験が必要とされますが、当クリニックでは、全国屈指のてんかん専門医 星田 徹先生、田村健太郎先生による専門外来を行います。また難治性てんかん診断のゴールデンスタンダードであるビデオ脳波モニタリングを提携病院である国立奈良医療センターで行うこともできます。

不随意運動疾患であるジストニアやパーキンソン病のエキスパートである脳神経内科医の村瀬永子先生は、磁気刺激治療やボトックス治療の権威でもあります。当クリニックでは、各種病態に対するボトックス療法や磁気刺激療法(自費診療)を行う予定ですので、詳細はお問い合わせください。

頭痛は、頭の病気の最もポピュラーな症状で、片頭痛などの一次性頭痛と命を脅かす可能性のあるクモ膜下出血などの二次性頭痛があります。特にクモ膜下出血の診断には、秒単位で診断できるCTが有効で、当クリニックでは速やかに対応できます。また最新の片頭痛治療薬であるCGRP関連抗体薬も当クリニックでは投与可能です。

機能神経外科領域の取り組みとして、難治性疼痛に対する薬物療法や脊髄電気刺激療法の調整、痙縮に対するボトックス療法やバクロフェン髄注療法の管理も行います。

そのほか脳疾患に関する治療やわからないことがあればお気軽にご相談ください。
当クリニックは、神経疾患のエキスパートにより、地域の人々の健康を支える医療を提供する、「山椒は小粒でもぴりりと辛い」そんなクリニックでありたいと思います。

令和6年5月吉日
上本町ふるえと頭痛・脳神経クリニック
院長 平林 秀裕

学歴

昭和52年4月

奈良県立医科大学 入学

昭和58年3月

同上 卒業

昭和60年4月

奈良県立医科大学大学院医学研究科 (外科学Ⅱ) 入学

平成元年3月

同上 修了

職歴

昭和58年5月1日

奈良県立医科大学附属病院 臨床研修医 (第2外科)

昭和59年6月30日

同上 退職

昭和59年7月1日

大阪府立病院 研修医 (脳神経外科)

昭和60年 3月31日

同上 退職

平成元年4月1日

奈良県立医科大学 助手 (第2外科) 

平成2年12月31日

同上 退職

平成3年1月1日

奈良県立奈良病院 医員 (脳神経外科)

平成4年12月31日

同上 退職

平成5年1月1日

奈良県立医科大学 助手 (第2外科)

平成9年1月1日

奈良県立医科大学 学内講師 (第2外科)

平成11年4月1日

奈良県立医科大学 医局長拝命 (第2外科)

平成14年6月30日

同上 医局長退任 (第2外科)

平成16年4月1日

同上 講師 (脳神経外科)

平成19年4月1日

公立大学法人 奈良県立医科大学 講師 (脳神経外科)

平成21年4月1日

公立大学法人 奈良県立医科大学 准教授 (脳神経外科)

平成22年3月31日

同上 退職

平成22年4月1日

独立行政法人国立病院機構 奈良医療センター 特命副院長

平成30年4月1日

独立行政法人国立病院機構 奈良医療センター 院長

現職にいたる

留学歴

平成8年4月1日〜平成8年10月31日 スウェーデン:ウメオ大学脳神経外科(在外研究員)

学位

平成3年3月22日

奈良県立医科大学博士(医学)

平成24年6月18日

ウメオ大学医学部 MD.PhD (スウェーデン)

学会活動

日本脳神経外科学会代議員

日本定位・機能神経外科学会理事長

第57回日本定位機能神経外科学会会長(2018年)

日本ニューロモデュレーション学会理事

INS日本支部長

第32回日本ニューロモジュレーション学会会長【2018年】

日本経頭蓋MRガイド下集束超音波治療研究会代表世話人 2021年

日本神経外傷学会機関紙編集委員 高次脳機能障害検討委員

奈良県高次脳機能障害支援体制検討委員会委員長

日本脳卒中学会々員 脳卒中学会専門医

日本脳卒中の外科学会会員

日本脳神経外科コングレス会員

賞罰

日本脳卒中の外科研究会鈴木二郎賞(平成8年4月)

ベストドクターズ賞 2014年~2023年

現職

国立病院機構奈良医療センター 院長

日本定位機能外科学会(JSSFN)理事長

日本ニューロモジュレーション学会日本支部会長(INS日本支部長)

本経頭蓋MRガイド下集束超音波治療研究会代表世話人

本脳神経外科学会評議員 (専門医)

本神経外傷学会機関紙編集委員 高次脳機能障害検討委員

本脳卒中学会専門医

奈良県高次脳機能障害支援体制検討委員会委員長

学会会長

2018年 第57回日本定位機能脳外科学会学術集会会長

2018年 第32回日本ニューロモジュレーション学会学術集会会長

ベストドクターズ賞 2014年~2023年(10年連続)

Top